目次
1.現役のトリマーが語る!やめたい理由7つ!
トリマーはたくさんの人が憧れを持っている仕事です。華やかに見えるトリマーの仕事なのにどうしてやめたいと思ってしまうのか。
ネガティブな意見が多いトリマーの本当の姿を見てみましょう。
肌荒れがひどい。
トリマーをやめたい理由に「手荒れ」があります。
シャンプー剤の刺激がその理由ですが、感覚が鈍くなりシャンプーのすすぎ残しを見落としたりするので手荒れを覚悟の上でゴム手袋をしない人が多いです。
ペット用には人間用のように法律で成分の規定がありません。
刺激の強い成分や香料などが多い為、1日に数回、毎日行うとひどい手荒れにつながります。
もっと稼ぎたい。
トリマーの給料や年収は恵まれているとはいえません。
技術があるのに一般的なサラリーマンを下回っているのが現状です。やめたいと思うのも納得できます。
トリミングサロンは、小さな個人経営の店舗が多いので給与は低い傾向にあります。
また少人数のスタッフできりもりするのでトリミング以外の雑務もこなさなければならない場合もあります。
平均月収で15万円〜18万円、年収は220万円〜230万円ほどといったところです。せっかく技術があるのに少ないですね。
生き物相手だから危険がある。
トリミングは、はさみやバリカンを使うので怪我の危険があります。
大切なペットにもし怪我をさせたら「飼い主さんから怒られる!」
お風呂が嫌いな子もいれば爪切りがきらいで暴れる子もいますから時には押さえつけないといけない場合もあります。
怪我したり、させたりするのが怖くて心が折れてしまう人もいるほどです。
人間関係がうまくいかない(動物にあたるスタッフも)
小さなトリミングサロンの場合は特にスタッフが少ないので人間関係がうまくいかないと仕事が楽しく無くなります。
先輩方に恵まれるといいのですが、中には1年経ってもはさみを握らせてもらえない場合もあります。嫌がらせですかね。これでは人間関係がうまくいきません。
他にも、機嫌が悪いと動物にあたるスタッフもいたりして、ペットがかわいそうで、見てられないという人もいます。
ペットもトリマーの仕事も大好きなのに職場のスタッフに恵まれない・・・。
人間関係はトリマーのやめたい理由No.1。仕事へのモチベーションも奪ってしまいます。
立ち仕事ばかりで体力がもたない。
トリマーはカットの間長時間立ち仕事やペットの抱きかかえなどがあり腰痛に悩む人が多いです。
特に細部のカットには気を配るため前かがみになることがしばしばあります。
腰痛は怪我のように急にくるものではなく、日々の疲労の積み重ねからくるので時間をかけて悪くなっていきます。
精神的につらい
トリマーは人と話すよりペットと向き合う時間が多い仕事です。
好きとは言え、人とのコミュニケーションが得意な人には話ができないのはつらいことです。ペットは何も話してくれないので、ひとり寂しい気分になる時があります。これで飼い主さんから厳しいことを言われた時は落ち込んでしまいます。
接客が苦手
あまり人とのコミュニケーションが得意じゃないのでトリマーを選ぶ人がいますが、どの仕事も人との関わりはあります。
ペットが好きでトリミングできれいにしてあげれば飼い主さんは喜んでくれる人が多いです。そうした人ばかりに恵まれるといいのですが、結構きつい人もいます。
「お任せします」って言われたのに「あんまり可愛くないね」って言われたりすることもあります。
喜んでいただける飼い主さんが多い中で、かなりへこんでしまうことを言われるのがつらいです。
トリマーの仕事は華やかに見えますが、実はとても大変な仕事です。
ただ動物が好きというだけでは続かない・・・。理想と現実の狭間で迷っている人たちもいることがよくわかります。
2.トリマーと会社員のやめたい理由を比較すると見えるもの!
転職したいと思う理由は職種によって違います。では会社員がやめたい理由はどんな感じでしょうか。
トリマーをやめたい理由と比べてみます。
職場への不満 | 人間関係への不満 | |
会社員の場合 |
職場環境が悪い 給料が少なく福利厚生がよくない 残業が多く希望の休みが取れない。 経営理念や社風が合わない 仕事を正当に評価してもらえない。 希望の勤務地で働けない。 安定性、将来性を感じない。 仕事にやりがいを感じない |
人間関係がよくない パワハラがひどい。 |
トリマーの場合 |
肌荒れがひどい。 立ち仕事ばかりで体力がもたない。 もっと稼ぎたい。 生き物相手だから危険がある。 精神的につらい |
人間関係がうまくいかない(動物にあたるスタッフも) 接客が苦手 |
トリマーさんがやめたい理由の中には『仕事そのものが嫌』『やりがいを感じない』が見当たらないところをみると
本当は仕事が好き!だけどやめたくなってしまう。
ということは続けたいという気持ちが残っているように見えます。
逆に会社員は会社や職場そのものに不満を感じストレスを感じます。
人生の1/3は仕事で過ごす時間です。それなら自分の心に問いかけて一歩前に踏み出すのも必要ですね。
3.トリマーからの脱出!【やめても大丈夫な理由5つ】
ペットが大好きなら、トリマーをやめても転職できる職種はたくさんあります。
トリマーの資格があればペットショップから歓迎されます。
もともと動物の健康管理の知識が備わっているので重宝されますね。
トリマーの資格があれば動物病院からも歓迎されます。
トリマーには動物の健康管理の知識がありますね。病院とトリミングサロンが一緒の場合はさらに喜ばれます。トリマーのヘルプもできます。
動物病院は個人営業のトリミングサロンよりも待遇もよく福利厚生面もしっかりしているところが多いので安心です。
給与面でもトリマーの時よりもアップが見込めます。
「動物看護師」の資格を取っているとさらに優遇されます。
ただし動物看護士は近い将来国家資格になる可能性があります。今のうちに取得しておくのがオススメです。
接客が好きならアパレルなどの接客業もおすすめです。
もともとペットをきれいにしてあげたい欲求を持っている人にはアパレルの仕事が向いているでしょう。
飼い主さんとコミュニケーションを取る機会が多いトリマーは接客のスキルが身につく職業といえます。
何より誰かを喜ばせたい気持ちがあってトリマーになったのなら、そのスキルが安心して生かせる仕事です。
ドッグトレーナー
通信教育でドッグトレーナーの資格を取るのもアリです。通信教育では実際に犬に触れることはありませんが、トリミングサロンでたくさんの犬に触れ合ってきた人なら通信教育で十分です。
3ヶ月で取得もでき、約10万円で楽しい未来が手に入ります。
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動物飼育員
動物園やサファリパークなどの動物たちが健康に暮らしていけるように管理するのが動物飼育員の仕事です。
資格は不要ですがトリマーはすでに動物の健康管理を学んでいるので比較的働きやすいと言えます。
犬だけでなくいろんな動物も好きなら適した仕事です。
トリマーで学ぶ知識はのちに役立つことが多いです。
転職を心に決めて一歩前に踏み出した未来の自分の姿が見えてきましたね。
4.トリマーからの脱出!【次の仕事はどうやって探せばいい?】
すでに資格を持っているので動物業界なら転職先を探すのはとっても簡単です。
- ペットショップ
- 動物病院
- 接客業
- ドッグトレーナー
- 動物飼育員
先ほどご紹介した上の5つの中からまず自分が楽しく長く取り組めそうな仕事に絞り込んで通勤圏内の職場を探してみましょう。
思い切って直接問い合わせしてやる気を伝えるのもいい方法です。ハローワークで探すのもいいですね。
直接問い合わせするのが苦手だなという方はJAIC(ジェイック)もおすすめです。
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ぜひチャレンジしてみましょう。
5.新しい仕事につくときの注意。転職するときのコツ
せっかく前向きになったのに、ここでつまずかないように注意が必要です。
- 面接時の前職の悪口はNG
- 新しく働く職場でも前職の悪口はNG
面接時で前職批判は絶対にNGです。
それはなぜでしょうか。
面接官はあなたの言葉から『私は悪くない』「悪いのは周りだ」と受け取るからです。やめたいという気持ちを引きずる人よりも、目標を持って前向きに進もうとする人を求めますよね。
批判が表面に出る人には働いて欲しくないのが企業です。
面接も次の職場でも前を向いて楽しんで働く心構えを持った人が周囲に気に入られ、しいては自分自身も楽しく仕事を続けることができるからです。
<まとめ>動物が大好き!でもトリマーはやめたいと思うなら!
- もしトリマーの資格を持っていて、いまトリミングサロンに勤めているなら。
- もしこれからトリマーの資格を取ろうと思っているなら。
トリマーは頑張って続けることができれば『独立』という将来があります。
人生は一度きりです。
後悔しないよう、自分を信じて進むべき道を決めましょう。
いま前に進まないと数年後もいまのままかもしれません。